働き方改革の一つに、「時差出勤制度」があります。ある会社の例では、勤務時間を一定の範囲で、最大1時間半ずつ前後にずらせるというものです。前日までにパソコンを使って上司に申請し承認を受け、自分自身の選択した時間帯で働くことができるというものです。
一般的には、会社の始業、終業時刻はその会社の就業規則等に定められ、簡単には変えられません。また、始業終業の時刻が社員それぞれに異なってくるとなると、勤怠の管理が大変になることが想像できます。
しかし、それでもあえてこの制度を導入するのには会社の、「社員一人一人に最大限に成果を発揮して欲しい」という強い思いと、思い切った決断があってのことと思います。
社員は、どの時間帯に働けば最大限のパフォーマンスを発揮できるかを考えた上で選択をしなくてはいけません。会社が思い切った制度を導入し、そしてその目的を理解し働く社員がいる。この二つがそろって初めて、働き方改革が成功するのだろうなと思います。